人口の3倍の乳牛が飼育されている天塩町はまさに酪農王国。しかし、乳牛がその役目を終えた後に食肉用(経産牛)として出荷もされており、「天塩町産」のみならず、道内のほとんどの経産牛は、道内産牛肉として家庭の食卓に並ぶ。その牛肉を活用し、冬でも気軽に食べやすい商品を生み出したいとの想いから商品開発をスタート。
8月のテレビ局主催のイベントへの出品を目指し、天塩町農業協同組合青年部や役場青年層、地域おこし協力隊などが、最高の味・食感・見映えを求めて一致団結。3ヶ月間、毎晩仕事終わりに調理し、試行錯誤を繰り返した。この官民一体となって作り上げた肉まんの名は「すごい肉まん」。
気になる味は、「トマトすき焼き味」。具材には天塩町産牛肉をはじめ新鮮な道内産トマトやタケノコを使用することで、〝ジューシーなのに後味さっぱり〟な味わいに仕上げた。また、生地にも天塩の生乳を使ったバターとミルクパウダーを使用するこだわりの逸品。
5万人が来場した札幌市内のテレビ局主催イベントにおいて、すごい肉まんは約4,500個を売り上げ、肉まんとしては、金字塔となる額を達成した。その後の町内外のイベントでも大絶賛を受け続けている。
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