鮭の山漬け

鮭の山漬け


天塩町の主要な漁獲量を誇る日本海の前浜で水揚げされる秋鮭。春には、毎年2万匹以上の鮭稚魚を人工孵化・放流し、資源を育て、守りながら漁獲している。

水揚げされた鮭は市場に流通されるが、漁師の間では、身内で食べるために保存食として代々伝わる伝統的な製法がある。

 


それが「鮭の山漬け」だ。これは冷凍庫が無い時代に遠方へと運ぶため、鮭に塩を何度も何度もすり込み、さらに山のように積んだ塩で水分を抜いて塩漬けにした事が始まりである。

醗酵、熟成が進むことで旨味が凝縮された昔ながらのしょっぱい鮭の山漬けを切り身にして真空冷凍。お洒落な道産木材を利用したケースには、鮭の山漬けを1本そのまま詰めているため、贈答やお土産にとパンチ力が効いた漁師手作りな一品である。

 

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